依頼したのは2回。
はるさんの話は私にとって新しいことばかり。価値観を覆された。大袈裟に聞こえるかもしれないけれど私にとって考え方の選択肢が増え柔軟性を持つことができた。自分が変わるにはどうすればいいか、道しるべを教えてもらえた。少しずつではあるが前に進めている。でも、自分の中でまだ全てを消化しきれていないのでまた機会があれば1回目の依頼について書きたいと思う。今回は2回目の依頼について。
先にはるさんが待ち合わせ場所に着いていた。2回目でもすごく緊張して恥ずかしさを笑いながら誤魔化した。
少し話をして、「この前は、イってみたいって言うてたけどこれは達成できた?」って聞かれて正直に答えた。「そやな。」って、またさらに丁寧に説明してくれた。肯定されるだけで嬉しくなってしまう、単純。
すぐにはるさんの空気に呑まれる。「今日は俺とすけべなことしに来たんか?」
ブレーキをかけず自分と向き合う、曝け出す。
そう決めていた。
それを口に出すのはまだ恥ずかしくはるさんの言葉に頷くだけで精一杯。
その間も手はずっと触られていて勝手に腰が動いていた気がする。前はあの目に見つめられながら触られると全てを見透かされてる気がして怖かった。今日は怖いけれどそれ以上にぞくっとしてしまう。
周りにたくさん人がいるのに恥ずかしいのにそのままイッてしまう。まだ浅いけれど前回とは何か違う。追い詰められて追い詰められて逃げられない、逃げたくない。恥ずかしいけれど気持ちいい。この快感に溺れてしまいたい。そんな感情に支配され周りがみえなくなっていく。。
「今日何したい?」そう聞かれて違うことを答えるつもりだったのに気づいたら縛られたいって答えていた。いつかはしたいって思っていたこと。縄について説明してくれる。「痛いし怖い。動かれへんで」それでも大丈夫と答える。そのあとも触られて痴漢されて。必死でやめてくださいって言いながらも興奮がどんどん高まっていくのを感じた。
お店を出て、太腿を触られるだけで、下着をなぞられるだけで腰から砕け落ちそうになった。
そのあとの記憶は少し曖昧。動画を見て断片的に思い出せるくらい。
服を脱がされるだけで立っていられないくらいガクガクして。キスされるだけで何も考えられない。「舌出してみ」はるさんの言葉が私を支配していく。前はもっと客観的な自分が居てブレーキをかけていたのに今日はそんな余裕なんてどこにもない。
「後ろまわるで。怖かったら目瞑っといてええから」
安心感。縛られる。怖い、なんて思ったのは一瞬。縄が身体を這うだけで声が上がる。考える間もなく次々に快感の波が押し寄せる。動くたびに絞まる。さらに波が強くなる。苦しい呼吸ですら快感に変わる。何度もはるさんにもたれながら呼吸を整えようとする。はるさんに踏まれるだけで、絞められるだけで、波が幾度となく押し寄せてくる。指一本で触れられるだけで叫ぶように逝ってしまう。
「まだ指あててるだけやで」あの笑い方で笑われることですら快感に変わる。こんな自分今まで恥ずかしくて誰にも見せたことなかった。でも見せても大丈夫。受け止めてくれることを知ってるから。はるさんに気持ちいいと言われるだけで嬉しくなる。
「逝くの我慢して」
さっきまで幾度となく超えていた波が手前で押し寄せては止まる。気持ちいい。もどかしい。辛い。泣きそうになり懇願してしまう。「イッていいで」と言われ、解放されて押し寄せる大きな波。最後に全身に広がる気怠さが心地よかった。
胸元に埋まる。はるさんの匂いに包まれ安心感で満たされそのまま眠りにつく。
はるさんとの時間は私にとって魔法みたいなもの。さっきまでの私とは少し違う私がいる。また日常に戻るけれど嫌じゃない。
@mithu38292